ユタ州に住んでみた

50代からのアメリカ移住。ユタ州の実態を発信中。


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ニューヨーク旅行で学んだ事①

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コロナ禍で旅行出来なくなった昨今

自由に旅していた頃の事を

懐かしく思い出す…(遠い目)

 

 

若い頃アメリカ映画にハマってからと言うもの

私の旅行先はアメリカ一択。🇺🇸

 

一択と言えどアメリカはアホほど広い。

州が違えば国が違うのかと思うほど

雰囲気も街並みも人種の割合も

何なら法律さえ違う。

 

流石に全ての州を巡るのは無理だが

主要な都市は制覇してみたい。

 

ハワイ、シアトル、ポートランド、ワシントンDC、

ロサンゼルス、ラスベガス、ソルトレイクシティ…

有給休暇を駆使して飛び回った。

 

上司から

『有給休暇は何かあった時の為に

少しくらい残しときなさい。』と注意されるほどに

お金と時間を唯一の趣味の旅行に費やした。

 

上司の忠告をサラリと無視し

目一杯有給休暇を使って

次の旅行先に選んだのはニューヨーク。

あの頃はまだ治安の悪かったニューヨーク。

(今も悪いけど当時はもっと悪かっただよ。)

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英語も話せない私が

一人旅でニューヨークは

少しハードルが高かったけれど

そこには友人M君(ゲイ)が住んでいるので安心だ。

ニューヨークは物価が高いので

ホテルは1泊$200〜しか見つからず

滞在中は彼のアパートに泊めてもらう事になった。

 

困った時は彼が助けてくれるだろうし

観光も彼が付き合ってくれるはず。

まぁ、何とかなるっしょ。

 

今となっては

そんな軽い気持ちで

旅立とうとしていた当時の私に

タイムマシーンに乗って会いに行き

やめとけ!

と両肩を掴みながら言ってあげたい…

ドラえも〜ん。

 

 

季節は冬。⛄️❄️ババヨは20代。✨🍋✨

シカゴ経由でニューヨークの

ラガーディア空港へ向かう飛行機の中、

ニューヨークが雪の為

着陸が難しいので行く先を変更しますとの

アナウンスが流れた。

 

え?え?え?どーゆーこと!?

 

騒つく機内、パニクるアタシ。

 

しばらくしてもう一度機内アナウンスが流れた。

よく分からないけどきっとこんな内容だった。

(広島出身ババヨ訳)

 

『ニューヨークは雪が降っとるけ

これからニューヨークじゃなくて 

フィラデルフィアに向かいますわ。

フィラデルフィアに着いたら

もう夜じゃけ振り替え便はないけぇね。

各自電車やらバスやらで移動しんさい。』

 

嘘っぉおお〜ん。😭

 

フィラデルフィアってどこよ?

そこから電車かバス???

無理無理無理無理無理無理無理

そんなの無理ぃ〜〜〜😭😭😭

 

一人で泣きそうになる私。

いや実際ちょっと泣いていた。

こんな事になるなら

真冬にニューヨークへ行く計画など

立てるんじゃなかった。😭😭😭

 

飛行機は無情にも

フィラデルフィアに着陸ジャンバルジャン。

 

あのぅ…

 

アタシ、

コレカラドウシタライイアルカ?

 

周りを見ると機内に異変が…

 

誰も飛行機から降りようとしない。

 

え?何?どーゆーこと?

 

突然乗客が叫び始めた。

 

『何でフィラデルフィアなんだ!』

 

『飛行機をニューヨークまで飛ばせ!』

 

そして始まった機内大ブーイング大会。

 

呆気に取られ

ただただお口ポカンの私。😲

 

いやいや、そんなワガママ言っても

フィラデルフィアに来ちゃった訳だし

ニューヨークは雪で着陸出来ないんだし

これは仕方ないんじゃ…

 

すると機長よりアナウンスが…

 

『もう分かったけぇ。

これからラガーディア空港へ移動するけぇ。』

 

飛ぶんかーい!!

 

飛行機は滑走路へ移動し

ニューヨークへと飛び立った。🗽

 

拍手喝采の機内。👏

 

乗客のパワーに圧倒されつつ

アメリカと言う国は

言えば何とかなるんだと学んだ。

 

これで着陸失敗されたら洒落にならないが

飛行機は無事ラガーディア空港に着陸した。

 

再び拍手喝采の機内。👏👏👏

 

『良くやった!』

 

『やれば出来るじゃん!』

 

次々と歓喜の声を上げる乗客。

 

やりゃ出来るって

アンタらが無理矢理やらせたやんけ!

いや、何はともあれ無事で良かった。😭

 

安堵したのも束の間

この波乱の幕開けが

これからの旅を既に予感していた…続く。

 

昭和な私が選ぶ

ニューヨークと言えばこの曲!

 

 

 

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