ニューヨーク旅行で学んだ事②
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無事ラガーディア空港に到着し
友人M君に電話した。
『どうせ雪で遅れるけぇ
空港に着いてから連絡して。』
ニューヨーク生活に
慣れているM君からそう言われていたので
到着は大幅に遅れてしまったけれど
待たせていると言うプレッシャーを感じなくて済んだ。
M君は私と同じ広島県出身で
デザインを勉強している専門学生。
50分くらい待っていると
M君が現れアパートへ移動した。
あ〜、やっとゆっくり出来る!!
彼は日本人女性とルームシェアしていた。
キッチン、バスルームは共同で
二つベッドルームがある。
M君の部屋に入ると
シングルベッドが一つ…
床はタイル貼り…布団もない。
『えーっと…私はどこで寝れば良い?』
M君はベッドを指差した。
『え?シングルベッドで二人で寝るん?』
M君は何か問題でも?と言う顔をしながら頷いた。
もぉ〜
寝る場所ないなら先に言ってや〜
『それはちょっと…
私、ホテルに泊まるわ!』
『別に構わんけど
この辺りのホテルは1泊$200以上するよ。』
ニューヨークには4泊する予定なので
$200以上×4=$800以上
💸💸💸💸💸💸💸💸
『ごめん、やっぱりここに泊まる!』
ベッドはガタが来ていてるらしく
『ここ壊れとるけ
ここには体重かけんといてね。』
と指示された。
シングルベッド3分の2のスペースに
ゲイ男性と寄り添って寝るって言う
そこそこシュールな拷問。
私はなるべくスペースを取らない様に
横向きになり壁にピッタリと体を付けた。
朝までこの体勢だなんて…
しんどっ。😑
M君はゲイだと知ってるけど
『ゲイでもありバイでもある。』
なんて言い出したらどうしよう?
M君は私の真横に寝転んで
そして…
『実は…
俺…
前から…
ババヨちゃんの事が… 』
ではなく
ブラッド・ピットの写真を私に見せながら
彼のカッコ良さについて力説し始めた。
『私はディカプリオの方が好き。』と言ったら
M君は呆れた顔で
『分かってないね。』と言いながらため息をついた。
何がじゃ!!💢
ベッドの中で
男から男の良さを語り続けられる私。
ナンダコリ?😑
超絶どうでも良い話しを聞かされながら
ニューヨーク初日の夜は更けて行った…🌃
あまり眠れないまま朝を迎え
朝食を食べながら滞在中に行ってみたい場所を
M君に伝えた。
『セントラルパークと〜
メトロポリタン美術館と〜』
『セントラルパークも
メトロポリタン美術館も
授業で行ったばかりだから行きたくない。』
『え〜ちょっとくらい付き合ってよ〜。✨🥺✨』
『一人で行けば?』
ゲイは女に冷てぇなぁ。❄️
結局セントラルパークと
メトロポリタン美術館は頑なに拒否され
マンハッタン散策と
ブロードウェイのミュージカル観劇に
渋々付き合ってくれる事になった。
『今日俺は学校へ行くから
勝手に観光しといて。』
勝手にてアンタ、
右も左も分からないのに
そんな無謀な事出来る訳ないじゃん。😢
ゲイには上目遣い👁も
ウルウル作戦✨🥺✨も通用しないので
M君が学校から帰って来る
夕方まで部屋で待つ事にした。
あ〜時間がもったいな〜い
あ〜退屈だなぁ〜と思いながら
テレビを観ていたら
アパートのすぐ近くで
殺人事件があったとニュースが流れた。
怖っ。((((;゚Д゚)))))))
気のせいかも知れないけど
外から銃声みたいな音も聞こえた。
M君が帰って来た時
殺人事件と銃声が聞こえたかもな件を
興奮しながら伝えたら
彼は驚きもせずに
『そんなの日常茶飯事。』と言った。
殺人や銃声が
にちじょうちゃめしごとて。
🗽🇺🇸
あたし
ニューヨーク
すきくない。(T_T)
その夜、
早く日本へ帰りたいと心底思った事と
近所のレストランへ行って食べた
ディープディッシュピザが美味しかった事と
M君に勧められた
サラダにかけるハニーマスタードドレッシングが
美味しくなかった事を
20年以上経った今も鮮明に覚えている。🥗
〜グルメ情報〜
ディープディッシュピザは
シカゴスタイルのピザで
具もチーズもたっぷりだよん。😊🍕
#丸いからきっと0カロリー
③へ続く→