ユタ州に住んでみた

50代からのアメリカ移住。ユタ州の実態を発信中。


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モンちゃんの将来の夢

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モンちゃんは小学2〜4年生の頃

『モデルかアイドルになる!』

と言う夢を持っていた。

 

親の私が言うのも何だが

ハーフにしては地味顔で

ムチムチしているモンちゃんは

モデルにもアイドルにも

明らかに向いていない。

 

しかし、子どもがやりたいと言う事は

どんな夢でも

応援してあげたいと思うのが親心だ。

 

ある日モンちゃんが

雑誌で見つけたアイドルのオーディションを

受けたいと言い出した。

 

どうせ無理だとわかってはいるが

仕方なくオーディション用の写真を撮りに

近所の写真屋さんへ行った。

写真2枚で8000円(税別)の出費。💸

高っっっ‼︎

 

でもまぁ、一度撮っておけば

他のオーディションにも使い回せるのだから

良しとしよう。


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ぎこちなく

アイドル風のポーズを取るモンちゃん。ぷっ。🙊

 

残念ながらオーディションは

一次審査にさえ通らなかった。

 

ですよねー。

 

ガッカリしたモンちゃんは

『やっぱり

モデルにもアイドルにもなりたくない。』

と言い出した。

 

オメェ、あの写真を撮るのに

いくら掛かったと思ってたんだよっ!💢

と言う苛立ちを抑えながら

『じゃあ何になりたいの?』と聞いた。

 

モンちゃんは

私の目をジッと見てこう言った。

 

 

 

 

 

『スパイ。』

 

 

 

 

   ………。

 

 

 

 

ごめんね、

お母さん

応援の仕方がわからない。

 

 

ミドリムシ級に単純なモンちゃんは

どうやら『スパイキッズ』と言う映画を観て

影響されたらしい。

 

それからと言うもの

モンちゃんはお出掛けする度に

自称スパイグッズの

光るペン、メモ帳、

望遠鏡(ハッピーセットのおまけ)、

顕微鏡(同上)、をバッグの中に入れて

持ち歩く様になった。

 

電車の窓から

望遠鏡で何かを探し

お店の中で

何度も立ち止まっては

メモ帳に何かを書き込み

突然座り込んだと思ったら

顕微鏡で何かを覗いている。

 

『スパイキッズ』と言うより

もはや『奇行キッズ』だ。

 

帰りの電車の中で

望遠鏡を両手で握りしめ

窓の外の何かを必死に探しているモンちゃんを

生温かく見守る母。😑

 

〜彼女のミッションは一体何なのだろう?〜

ふと疑問に思ったので

『スパイって何をするの?』と聞いてみた。

 

モンちゃんは険しい顔をして答えた。

 

『戦う。(キリッ)』

 

 

『何と?』

 

 

『わからない。』

 

 

わからんのかいっ‼︎

 

いや、

正体不明の何かと戦う…

それがスパイ(君)の使命なのか?

 

正に “ ミッション: インポッシブル ”。

 

深い…奥が深い…

深過ぎて “ 理解: インポッシブル ”。

 

大人になっても

見えない敵と

戦い続けるモンちゃんを想像したら

切なくて胸が痛んだ。

 

そんなモンちゃんの

スパイブームは

あっと言う間に過ぎ去り

気が付けばまた 

モデル&アイドルになりたい熱が再燃。

雑誌に載りたいだの

テレビに出たいだの

無茶な事を言い出した。

 

時間と労力の無駄だとわかっているのに

受かりもしないオーディションに

付き合わされる親はしんどい。

 

早く現実に気付いて

諦めてくれる事を

私は切に願っていた。

 

そして遂にモンちゃんが

『やっぱり

モデルにもアイドルにもなりたくない。

どうせ無理だし。』

と言った。

 

やっと、やっと、

娘が現実を見てくれた事に

母は胸を撫で下ろした。

 

ワーイ\(^o^)/。

 

 

✨モンちゃんの次の夢✨

 

 

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何でやねん。😑

 

 

モンちゃんの迷走は

まだまだ続く…

 

 

 

 

 

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