ユタ州に住んでみた

50代からのアメリカ移住。ユタ州の実態を発信中。


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子育てってしんどいよね〜イヤイヤ期は毎日がこの世の終わり〜

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私たち家族はモンちゃんが2歳半の時に

アメリカ・ユタ州から日本へ移住した。

 

この頃のモンちゃんは

絶賛イヤイヤ期でそりゃあもう大変だった。

(今もある意味イヤイヤ期。)

 

気に入らない事があれば

道端に突っ伏して号泣。

水たまりがあれば

わざわざ水たまりの上に倒れ込む。

母親への嫌がらせ以外の何ものでもない。

 

やはりヤツは

私をイライラさせ破滅させる為に

タイガーマスクの虎の穴から送られて来た

刺客に違いない。

 

近所のスーパーへ行くのさえ命懸け。

何度言い聞かせても

絶対に手を繋がないモンちゃんは

スーパーに到着すると

お菓子売り場へ一目散。

やっと見つけてもすぐに姿を消す。

 

プリンセス・テンコーを超える早技で

たった3秒でも目を離すと跡形もなく消えるので

✨イリュージョン✨

と呼ばれていた。

 

 

消えては探し消えては探しを店内で繰り返し

やっとレジまでたどり着いても

お金を払っている数秒の隙を狙って

道路目掛けて飛び出して行く。

 

『待ちなさーい!』と叫びながら

老体に鞭打って

自覚なき自殺行為をするモンちゃんを追いかける。

 

たかがスーパーへ

買い物に行くと言うだけの事が

あの頃は本当にしんどかった。

 

最大の難所はお菓子売り場。

お気に入りの

アンパンマンペロティチョコの

ドキンちゃんが売り切れていたら

膝から崩れ落ち泣き叫ぶ。

 

まるでこの世の終わりの様に。

 

ドキンちゃんは

人気があるらしく

売り切れになっている事が多かった。

 

そんなんアンパンマンでええやんけ!

大人なら思う所だが

子どもはそうは行かないらしい。

 

ドキンちゃんじゃなきゃダメなのだ。

ドキンちゃんでなくては許されない。絶対に。

 

~DOKINCHAN OR DIE〜

 

子どもの世界はすぐに

そしていちいち

絶望の闇に包まれ

日に3度はこの世の終わりがやって来る。

子どもだってしんどいのだ。

 

今日、かつてのモンちゃんの様に

道に突っ伏し大泣きし

お母さんを困らせている

小さな女の子を見かけた。

 

久しぶりに見る

“この世の終わり泣き”が何だか懐かしくて

思わずニコニコとその女の子を見てしまった。

 

お母さんは恥ずかしそうにしていたので

『可愛いですね。』とだけ言って通り過ぎた。

 

お母さんにしてみれば

どこが可愛いんじゃーっ!!

と叫びたい気持ちだったかも知れないが

モンちゃんがイヤイヤ期だった頃が

愛おしくて仕方ない今

私は心から思う。

 

この世の終わり泣きって

めっちゃ可愛い。(๑•ᴗ•๑)♡

 

あの頃の私は

くっだらない事で

いちいち絶望するモンちゃんを

可愛いなんて思える心の余裕は

全くなかったけれど

あの時動画でも撮っておけば良かったと

後悔している。

 

そしたらモンちゃんの結婚式で上映して

笑いを取れたのに。チッ。

 

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1日3回絶望してた頃。😆

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