ユタ州に住んでみた

50代からのアメリカ移住。ユタ州の実態を発信中。


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国際結婚☆ポケオとの出会い編②

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①からの続きだよ👇

 

ホームステイ先はオアフ島の田舎の小さな町、

ホストマザーは小学校の教師をしながら

一人娘のキャンディちゃんを育てていた。

 

ご主人さんはキャンディちゃんが

生後7ヵ月の時に病気で亡くなったそうだ。

 

リビングには

キャンディちゃんにそっくりの男性が

優しく微笑む写真が沢山飾られていた。

 

ホストマザーはとても明るく優しくて

私は彼女の事が大好きになった。

 

今のモンちゃんの様に

反抗期真っ只中のキャンディちゃんは

意味もなく不機嫌な時が度々あったが

私たちはすぐに仲良しになり

32歳のババヨは

12歳のキャンディちゃんに

恋の相談にのってもらっていた。

 

ホームステイをしている間

近所の無料の英会話スクールに通いながら

ハワイに住む友達たちとよく遊んだ。

 

毎日毎日楽しくて

青い空も綺麗な海もハワイに住む人々も

何もかもがキラキラ輝いて見えた✨✨✨。

 

 

私はクリスチャンなので

神様にお祈りをするのが日課だ。

 

短期決戦に挑んだ私は

運命の人に出会った時に

この人がそうだ!と

すぐにわかる必要がある。

 

しかし今までの人生で

この人がそうだ!と思った事が何度かあったが

いつも上手くいかなかったし

それどころか気持ちが冷めた後に

『あれ?何であんな人の事が

好きだったんだろう?』と

毎回後悔している私がいた。

 

結婚する相手にこの同じ過ちを

繰り返してしまうと完全に悲劇だ。

 

『あれ?

何でこんな人と結婚しちゃったんだろう?』

 

そう思いながら

結婚生活を送るなんて絶対に絶対に

嫌だーっ!!。・°°・(>_<)・°°・。

 

自分に男の人を見る目がないのは明らかなので

私は毎日こう祈った。

 

『もし運命の人と出会ったら

私ではなく相手の人が

私が運命の人だとわかるようにして下さい。』

 

 

ハワイでの夢の様な日々は

あっと言う間に過ぎた。

 

残り20日となり

このまま何も起きないまま

帰国するのかと流石に焦り始めた頃

遊び仲間のD君が

『ババヨはどこの教会に通ってるの?』

と私に尋ねた。

 

彼は私と同じ歳の日系三世で

日本語が流暢なので

私にとって最高の遊び仲間だった。

 

『ホームステイ先から

一番近い教会に通ってるよ。』

 

『ババヨ、そこは田舎だから

お年寄りと子どもばかりでしょ?

そんな所に通っていたら

結婚相手なんて見つからないよ!

ハワイ大学の近くの教会へ行けば

独身の人ばかりいるから

次の日曜日はそっちへ行ってみたら?』

 

え?そうなん?知らんかった!

確かに爺さん婆さん

ちびっ子ばかりいる教会へ通っても

出会いなんかある訳ない。

そりゃそーだ!

 

『わかった!そうする!』

 

私に残された日曜日は

あと2回だけだった。

 

D君の助言に従い

次の日曜日はバスを乗り継ぎ

1時間30分かけて

ハワイ大学の近くの教会へ行った。

 

そこは

主にハワイ大学へ通う学生が集う教会で

20代前半の若者たちばかりがいた。

アウェイ感は否めないが仕方ない。

 

集会が終わると

白人青年が私に近付いて来て

日本語で挨拶をした。

 

『前にお会いしましたよね?』

 

え?いきなりナンパ???

判で押した様な

古臭いセリフに笑ってしまいそうになった。

 

『えーっと……どこで会いましたっけ?』

 

『広島に住んでましたよね?』

 

そこでやっと

これはナンパではなく

過去に会った事のある人からの

普通の挨拶だと気付いた。ハズッ。(//∇//)

 

『はい、住んでました。

広島の教会で会った?』

 

『そうです。』

 

その青年はポケオだった。

 

しかし私は挨拶しかした事のない

ポケオの存在をすっかり忘れていた。

 

こんな人いたっけ?が正直な感想だった。

 

ポケオは私にいつまでハワイにいるのか聞いた。

 

2週間後には帰国すると答えたら

『良かったら僕のアルバイト先に来て下さい。』

とワイキキにある

雑貨店の名刺を渡してくれた。

 

『じゃあ今度お土産を買いに行くね!』

 

その日ポケオは私をホームステイ先まで

車で送ってくれた。

 

親切で優しい人だなぁとは思ったけれど

それ以上の感情は湧かなかった。

 

私は30過ぎたオバサン。

ポケオは20代前半の若者。

お互い恋愛対象にはならないだろうと思った。

 

数日後に彼の働くお店に

顔を出してみようかな?

 

私は覚えてなかったけれど

彼は私を覚えていてくれた……

 

なんとなく

 

少しだけ嬉しかった。

 

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国際結婚☆ポケオとの出会い編③へ続く👉🏻

 

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