極貧ハワイ生活〜ハワイで不妊治療⑤〜
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前回☝️ポケオの事を
あざ笑っていたババヨだが
不妊治療は
圧倒的に女性側の負担が大きい
と言う現実をすぐに知る事となる。
男性はカップを渡され
個室に篭もり
精子を搾取バイマイセルフで終了。
なんか楽しそうだね。
しかし女性は(体外受精、顕微授精の場合)
卵子を大量に育て取り出し
受精卵を子宮に戻さなければならない。
この過程で毎日薬を飲んだり
注射をしたり体への負担は半端ない。
私は注射が大嫌いなので
注射の時間が怖くて怖くて仕方なかった。
しかも注射するのは
看護士さんではなくポケオ。
〜恐ろしさ
50%増量(当社比)〜
なぜポケオが注射するかと言うと
アメリカは病院の人件費が高いので
看護士さんにお願いすると
注射を打ってあげました代を請求される。
(めっちゃ高い💰)
だからほとんどの人は自分で注射する。
私の場合、どうしても
自分で自分に針を刺すのが
絶対に嫌っ!無理っ!
だったのでポケオにお願いしたのだ。
朝と夜、毎日同じ時間に
お腹と腰に注射をするのだが
これが涙が出るくらい痛くて痛くて😭
お腹は痣だらけになり
腰の注射は
ポケオが注射針を間違えると言う
大失態を繰り返し
毎日が✨🏮夏の流血祭り🏮✨だった。
しかも針を間違えてる事に気付かなくて
病院に使用済みの注射を返しに行った時に
やっとポケオの間違いが判明。
黄体ホルモンを吸い上げる用の太い針から
刺す用の細い針に取り替えなければならないのに
ポケオは何か勘違いしてたのか
忘れていたのか
私に薬を吸い上げる用の
ぶっとい針をそのまんま刺し続けていたのだ。
看護士さんが
真っ青になって
『まさかこっちを刺してたの?』とポケオに聞いた。
ポケオが頷くと
看護士さんは私を抱きしめ
『痛かったでしょ?
あんな太い針、私だって怖くて刺せないわ!』
と言った。
プロでさえ恐ろしくて
刺せない程の太い針を
毎日嫁に突き刺していたポケオ。
君ってサイコパス?
あー、だからあんなに痛かったんだ〜
だから毎日流血してたんだ〜😭😭😭
今日からはあんなに痛い思いをしなくても
良くなるのねと安心した。
新しい注射針をもらって帰る時に
病院のエレベーターの前で
ポケオがシクシク泣き始めた。
はぁ?一体何の涙よ???
ポケオは泣きながらこう言った。
『僕はバカだ……
僕は何も上手に出来ない……シクシク。』
ババヨちゃんに痛い思いをさせてごめんね、の
涙じゃないんかいっ!ヽ(`Д´)ノ
予想外の
ティアーズオブ自己憐憫。
僕ちゃん可哀想の涙。😢
ポケオのハートは
シャボン玉で出来ている。
ガラスのハートは
衝撃を与えると壊れるが
シャボン玉ハートは
誰も壊そうとしていないのに
勝手に壊れる。
つくづく面倒臭い。
しかしこれ以上落ち込ませると
もう注射を打ってくれなくなる可能性があるので
私は必死にポケオを励ました。
『大丈夫だよ!
誰だって間違いはあるし!
今日からまた頑張れば良いじゃん!』
ポケオは泣きながらコクンと頷いた。
私はポケオの肩を抱きながら思った。
馬用レベルの太い注射針を
毎日打たれ流血していた私の方が
慰められたいんですけどぉ。。。
🌷不妊治療の病院へ行くと
その病院で授かった赤ちゃんの写真が
沢山飾ってあった。
特に可愛らしい双子ちゃんの写真に
目を惹かれ憧れていた。
いつか我が家にも
こんな可愛い赤ちゃんが来てくれるかな?
赤ちゃんの写真を眺めるのが
私の癒しの時間だった。🌷