ユタ州に住んでみた

50代からのアメリカ移住。ユタ州の実態を発信中。


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極貧ハワイ生活〜ハワイで不妊治療⑤〜

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前回☝️ポケオの事を

あざ笑っていたババヨだが

不妊治療は

圧倒的に女性側の負担が大きい

と言う現実をすぐに知る事となる。

 

男性はカップを渡され

個室に篭もり

精子を搾取バイマイセルフで終了。

なんか楽しそうだね。

 

しかし女性は(体外受精、顕微授精の場合)

卵子を大量に育て取り出し

受精卵を子宮に戻さなければならない。

この過程で毎日薬を飲んだり

注射をしたり体への負担は半端ない。

 

私は注射が大嫌いなので

注射の時間が怖くて怖くて仕方なかった。

 

しかも注射するのは

看護士さんではなくポケオ。

 

〜恐ろしさ

50%増量(当社比)〜

 

なぜポケオが注射するかと言うと

アメリカは病院の人件費が高いので

看護士さんにお願いすると

注射を打ってあげました代を請求される。

(めっちゃ高い💰)

 

だからほとんどの人は自分で注射する。

 

私の場合、どうしても

自分で自分に針を刺すのが

絶対に嫌っ!無理っ!

だったのでポケオにお願いしたのだ。

 

朝と夜、毎日同じ時間に

お腹と腰に注射をするのだが

これが涙が出るくらい痛くて痛くて😭

 

お腹は痣だらけになり

腰の注射は

ポケオが注射針を間違えると言う

大失態を繰り返し

毎日が✨🏮夏の流血祭り🏮✨だった。

 

しかも針を間違えてる事に気付かなくて

病院に使用済みの注射を返しに行った時に

やっとポケオの間違いが判明。

 

黄体ホルモンを吸い上げる用の太い針から

刺す用の細い針に取り替えなければならないのに

ポケオは何か勘違いしてたのか

忘れていたのか

私に薬を吸い上げる用の

ぶっとい針をそのまんま刺し続けていたのだ。

 

看護士さんが

真っ青になって

『まさかこっちを刺してたの?』とポケオに聞いた。

 

ポケオが頷くと

看護士さんは私を抱きしめ

『痛かったでしょ?

あんな太い針、私だって怖くて刺せないわ!』

と言った。

 

プロでさえ恐ろしくて

刺せない程の太い針を

毎日嫁に突き刺していたポケオ。

君ってサイコパス?

 

あー、だからあんなに痛かったんだ〜

だから毎日流血してたんだ〜😭😭😭

 

今日からはあんなに痛い思いをしなくても

良くなるのねと安心した。

 

新しい注射針をもらって帰る時に

病院のエレベーターの前で

ポケオがシクシク泣き始めた。

 

はぁ?一体何の涙よ???

 

ポケオは泣きながらこう言った。

 

『僕はバカだ……

僕は何も上手に出来ない……シクシク。』

 

ババヨちゃんに痛い思いをさせてごめんね、の

涙じゃないんかいっ!ヽ(`Д´)ノ

 

予想外の

ティアーズオブ自己憐憫。

僕ちゃん可哀想の涙。😢

 

 

ポケオのハートは

シャボン玉で出来ている。

 

ガラスのハートは

衝撃を与えると壊れるが

シャボン玉ハートは

誰も壊そうとしていないのに

勝手に壊れる。

 

つくづく面倒臭い。

 

しかしこれ以上落ち込ませると

もう注射を打ってくれなくなる可能性があるので

私は必死にポケオを励ました。

 

『大丈夫だよ!

誰だって間違いはあるし!

今日からまた頑張れば良いじゃん!』

 

ポケオは泣きながらコクンと頷いた。

 

私はポケオの肩を抱きながら思った。

 

馬用レベルの太い注射針を

毎日打たれ流血していた私の方が

慰められたいんですけどぉ。。。

 

 

🌷不妊治療の病院へ行くと

その病院で授かった赤ちゃんの写真が

沢山飾ってあった。

 

特に可愛らしい双子ちゃんの写真に

目を惹かれ憧れていた。

 

いつか我が家にも

こんな可愛い赤ちゃんが来てくれるかな?

 

赤ちゃんの写真を眺めるのが

私の癒しの時間だった。🌷

 

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