友人C君とAちゃんと謎の三角関係になる
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C君の職場の同僚Aちゃん(アメリカ人)は
C君の事を好きになってしまった。
彼女はC君と出会った時に
ビビビッと運命を感じてしまったらしく
自分はC君と結婚するのだと頑なに信じていた。
AちゃんのC君に対する惚れっぷりは
執念を感じる程に情熱が大陸だった。🎻
私がよくC君と一緒に遊んでたので
Aちゃんは私にヤキモチを焼いていたらしい。
ある日私はAちゃんに呼び出された。
Aちゃんはいかに自分がC君を愛しているかを
涙ながらに切々と私に訴えた。
知らんがな。
この女、面倒クセェ。
と言うのが私の率直な感想だ。
だがAちゃんは決して悪い子ではない。
ただ
思い込みが激しいだけ。
純情と愛情が過剰に異常なのは
愛するが故の暴走。🏍
ってか
C君ゲイやん?
私にヤキモチ焼く意味ある???
とりあえず
ハラハラと涙をこぼすAちゃんをなだめながら
C君はただの友達だし
異性として見た事もないし
そもそもタイプじゃないし
私がC君を好きになる事は絶対にないし
何なら他に好きな人おるし
ってな事を10回くらい繰り返し伝えて
やっと解放してもらった。
で、肝心のC君だが
ヤツはAちゃんからデートに誘われる度に
『その日はババヨと遊ぶから。』
と嘘の予定をデッチ上げて断っていた事が判明。
『ちょっとー!
私をダシに使うの
やめてよね!!
ヽ(`Д´)ノ』
『使う使う。(・ω<)ミャハ』
『使うなー!ヽ(`Д´)ノ』
こんな言い合いをよくしていたが
実はC君に同情する気持ちも少しあった。
なんつーか、
Aちゃんは
トニカクシツコカッタ。
C君に何度も告白し
何度も振られているし
逆プロポーズだって何度もして
何度も断られている。
だが、真矢みきもビックリなくらい
絶対に諦めないのだ。
C君とラスベガスへ行った時も
Aちゃんは突然空港に現れ
便箋3枚にビッシリと
愛の言葉をしたためた手紙を
泣きながらC君に渡していた。
まるで今生の別れ。
ほぼほぼストーカー。
いちいち泣くなや。😑😑
飛行機の中で手紙を読みながら
C君はため息をついた。
『たった一泊二日だよ?
明日帰るって言ってるのに
こんな手紙……重いんだよね。』
まー、確かに重いけど
そんなに嫌なら相手にしなきゃ良いのに
断り切れずにたまにデートする
アンタも悪いんじゃね?
そんで言い訳を考えるのが
面倒臭い時に私と遊ぶ設定にするのは
いい加減にやめろっ!!
謎の三角関係(って呼ぶのか?)は
しばらく続いた。
それから数年後、
あんなにAちゃんから
逃げ回っていたC君の心に変化が現れ始めた……
『こんなに僕の事を愛してくれるのは
彼女しかいないかも知れない。』
遠くを見つめながらC君がつぶやいた。
『そうだね。そうかもね。』
やがてC君は自分のアイデンティティを覆す
重大な決心をした。
Aちゃんと
結婚する事に決めたのだ。
👨💍👩
パンパカパーン🎊🎊🎊
さて、二人は幸せになれるのか?続く➯➱➩